「子育てにも大事な傾聴」として、しばらく傾聴について書いてきました。
傾聴の習慣ができて、子供と信頼関係を築いていることはとても大事で、信頼関係があればこそ、子供は親にいじめなど、学校で困っていることを相談してくれるのですね。
時々、良い子過ぎて、「親に心配をかけたくない」とマイナスのことは言わない子供もいますが、ふだんから傾聴によって「私のことを理解してくれる」そして「何があったも一緒に考えてくれる」という信頼関係を築くことで子供もマイナスのことをも話してくれるようになります。
「人生は一冊の問題集」
山あり、谷あり、マイナスのことがあってもそこからリバウンドすればいいんだ、という考えを親子ともしっかりと信じ切ることが大事なのです。
さて、ここから「聴き切る」スキルです。
「聴き切る」とは、言葉の通り、子供の話を最後まで聞くことです。途中で口を挟んだり、「こういうことだよね」と大人が話を勝手にまとめたりしないことが大事なのです。
まず、大人の思い込みをいったん捨てましょう。
思い込みとは
・相談されたら、必ず解決策を提示しなければならない
・親たるもの、子供より優秀でなければいけない
・自分の方が、子供よりいろいろなことがわかっているはず
などです。
早く答えを出して、解決策を提示しようとするあまり、子供の話をせかしたりしてしまうことがあります。
また、親の方が優秀であると思っていると、自分が理解できない話に対しては焦りや拒否反応を示してしまうこともあるかもしれません。
まずは、以上の思い込みを捨てましょう。