ママの心が癒されれば子供の心も癒される

ママの心の癒しをテーマに自分の学びを共有します(^^♪

ジョン・マッケンローとマイケル・ジョーダン

・一度の失敗でもうだめだと落ち込む人ー「こちこちマインドセット

・何がいけなかったのかを考える人ー「しなやかマインドセット

 

しなやかマインドセットの人を増やして世の中を美しくしたいと思っているマリーです。

 

ジョン・マッケンローというテニス選手と、マイケル・ジョーダンというバスケットボール選手のことをご存知でしょうか?

 

ジョン・マッケンロー - Wikipedia

マイケル・ジョーダン - Wikipedia

 

共に世界的に活躍したプロのスポーツ選手ですが、印象がかなり違います。

マッケンローは、試合中、審判の判定にクレームや暴言を発することが頻繁にあったため、“悪童マッケンロー”と呼ばれました。

一方のマイケルは、跳躍力から「Air Jordan」や「His Airness」という愛称で呼ばれる「最も裕福なスポーツ選手」の一人と評されています。

 

この二人のマインドセットは決定的に違いました。

 

マッケンローは、「こちこちマインドセット」の人で、才能がすべてだと考え、学ぶことが嫌い、逆境は糧にするどころか、うまくいかなくなるとすぐにお酒に逃げたと言われています。

 

すぐに人のせい、環境のせいにする性格で、試合中に手の汗を吸収するためのおがくずが気に入らなかったとき、おがくずの缶をラケットで殴ってひっくり返し、駆け寄ったエージェントに「注文したのは君だ。」「こんな細かすぎるおかくずはだめだ」と怒鳴り続けるという行為をしたこともあります。

 

とにかく自分中心だった―と彼と関わった人は言います。

 

「こちこちマインドセット」の人は、成功している人間は、人よりも優れているから、人をこき使っても、ひれ伏させてもかまわないと考えるのです。

 

一方の、マイケル・ジョーダンは「しなやかマインドセット」の人です。

誰もが一様に彼を「スーパーマン」「人の姿をした神」「バスケットシューズをはいたイエス・キリスト」とほめたたえます。しかし、彼が一度引退したバスケットボールに復帰するという噂がセンセーションを巻き起こしたとき、「試合に復帰するくらいで、こんなに騒がれるなんて・・・カルトの教祖か何かみたいに持ち上げられて恥ずかしくてたまらない。ごく普通の人間なのに」と語ったのです。

 

ジョーダンは、自分が努力によって能力を伸ばしてきた人間であることを知っていた「しなやかマインドセット」の人だったのです。

 

私は、「こちこちマインドセット」の人は、いわゆる「天狗的傾向を持つ人」だと考えています。

 

いつもしくじってはならない、という切迫感に駆られているので、心の安定がありません。そして、成功すると、誇らしさが優越感にまで膨れ上がるので他の人のことをないがしろにします。

 

このような人といると、周囲の人の心も落ち着きませんよね。

 

だから私は、常に努力し続ける心穏やかな「しなやかマインドセット」の人を増やしたいと願っているのです。

 

 

 

新しいことを学べたら成功か、賢さを証明できたら成功か

・「こちこちマインドセット」ー能力を固定的に考える世界

・「しなやかマインドセット」ー能力は伸ばせると考える世界

 

しなやかマインドセットの人を増やしたいーマリーです。

 

著名な社会学者ベンジャミン・バーは―がこう述べています。

「私は人間を弱者と強者、成功者と失敗者とには分けない。・・・学ぼうとする人としない人に分ける」

 

私も、こう思っています。

「失敗とは失敗した経験がないこと」

 

要は、何らかのチャレンジをすれば、必ず結果が出て、100%必ず成功するとは限らないのですが、失敗したら教訓を経て、再チャレンジをすればよい、と思うのです。

 

ですから、最初から失敗をおそれてチャレンジしない人は、失敗経験はないものの、なんら智慧を得ることがない人生ーということになります。

 

「人生は一冊の問題集」

 

が私の座右の銘ですが、問題は多く説けば説くほど「人間力はアップ」します。

これは、仏教の世界では「悟り」というものかもしれませんね。

 

私が「しなやかマインドセット」の人を増やしたいと思うには理由があります。

 

失敗を恐れて、チャレンジしない「こちこちマインドセット」の場合、将来にかかわる大切な機会を逃してしまうのではないか、と思うわけです。

 

「やればできる!」の研究の中でも、ある事例が述べられています。

 

香港大学です。

 

香港大学では、すべてが英語で行れるのですが、入学時、英語が苦手な生徒もいるとのこと。

早い時期に英語力アップをはかれば、大きなメリットになります。

新入生が、初年度の手続きにきたときに、明らかに英語が苦手とわかる学生に「英語力アップが必要な学生のために講座を設けたら受講しますか」と質問をしたそうです。

 

そして、同時にその学生たちのマインドセットを判定しました。

次のような意見にどの程度賛成するかを尋ねたのです。

 

「知能の量は一定で、それを根本的に変える方法はあまりない」という意見に賛成する学生はこちこちマインドセットの持ち主。

それにたいして、「知能はいつになってもかなり伸ばすことができる」という意見に賛成する学生はしなやかマインドセットの持ち主と考える。

そのあとで、どの学生が英語講座を受講すると答えたかを調べた。その結果、しなやかマインドセットの学生は迷うことなく受講を希望したが、こちこちマインドセットの学生は英語講座にあまり興味を示さなかったことがあきらかになった。

とのことです。

 

英語で授業が行われるわけですから、本来は死活問題なのですが、「こちこちマインドセット」の学生は、自分の弱点をさらすのを嫌い、本当に重要なことから逃げるわけです。

 

また、こちこちマインドセット、しなやかマインドセットのどちらにマインドセットがあるか、脳波でもわかります。

 

こちこちマインドセットの人達の関心が高まるのは、「あなたは正解です」と言われたときで、学習に役立つ情報が提示されても、興味を示す気配はみられなかったとのこと。

 

知識を広げる情報にしっかりと注意を向け、学習に重きを置いているのはしなやかマインドセットの人達だけだったそうです。

 

私は、世の中で成果を出し続け、一目置かれている人達のインタビューを聴いたり、記事を読んだりすることを好みますが、どんな業界でも必ず、生き残っている人達は「しなやかマインドセット」の人たちです。

 

 

 

自己洞察力=正しく見ることができるためには?

・自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人ー「こちこちマインドセット

・能力は、人間の努力次第で伸ばすことができると信じている人ー「しなやかマインドセット

 

について、考え、「やればできる!」という「しなやかマインドセット」の人を増やしたいという願いを込めているブログですが、今回は、「能力を伸ばす」ためのスタート地点、自己洞察力について考えてみたいと思います。

 

目標を持とうーというときに、Think Bigはよいことだと思って、「アインシュタインやベートーベンにようになろう」と考えることはあるかもしれません。

 

そのために、物理学を得意にするためには、とか毎日音楽を聴いて、楽譜を読もうという地道な努力に結び付けられる人が「しなやかマインドセット」の人ですが、「こちこちマインドセット」の人は、大きな夢を描くだけで何の努力もしません。

 

この違いはどこにあるのでしょうか?

 

それは、まずスタート地点、現状の「自己洞察力」にとらえ方の違いです。

 

「しなやかマインドセット」の人は、能力を伸ばすことができると信じているので、現時点の能力の情報が不本意なものであっても、ありのままに受け入れることができます。勉強の場面では、効果的な学習をするためには現状の自己分析をしっかりする必要性を認識しているわけです。

 

一方、「こちこちマインドセット」の人は、能力は伸ばしようがないと思っているので、評価や自己分析を行うと自分の能力が値踏みされているととらえるので、どうしても受け止め方がゆがんでしまいます。都合の悪いことは理由をつけて無視し、いつの間にか本当の自分を見失ってしまうわけです。

 

「やればできる!の研究」の中で紹介されている事例として、

ダーウィントルストイも幼少時には周囲から凡庸な子だと思われていた。

・ベン・ホーガン(プロゴルファー)も子供のころは運動神経が鈍くてまるでさまにならなかった。

・シンディー・ジャーマン(20世紀を代表するアーティストと言われている写真家)も初めて受けた写真の授業で単位を落としている。

・大女優のジェラルディン・ペイジでさえ、君には才能がないから女優の道はあきらめなさいと諭されて経験がある。

ことが紹介されています。

 

また、私は、三大富豪と言われている

・ロックフェラー

アンドリュー・カーネギー

・フォード

の生涯を研究したことがありますが、最初から才能を開花させていたわけではありませんし、何度も逆境を乗り越え、乗り越え、その都度、智慧を磨いてきたということを経験しています。

 

ですから、本当に目標を達成して、幸福な人生を送るために「しなやかマインドセット」にマインドをセットする人が増えたら、世の中はもっときらきらと美しくなるのではないか、と私は考えています。

 

「しなやかマインドセット」の人が増えますように。

 

 

 

 

親の謙遜が、子供の自己肯定感を下げる→では、どうする?

今日は、こんな記事が気になりました。

 

わが子が褒められたのに… 親の「謙遜」が子どもの自己肯定感を下げる“ワケ”(オトナンサー) - Yahoo!ニュース

 

記事より引用します。

 

私「◯◯君はきちんと整理整頓ができていますね。素晴らしいです」  保護者「そうなんですか。家では散らかし放題なんですよ(笑)」 

 

私「◯◯君は友達に優しくできますね」  保護者「えー、そうなんですか。家では兄弟げんかばっかりしているんですよ」  

 

私「授業終了後、私のお手伝いをしてくれるんですよ」  保護者「えー、えー、えー、そうなんですか。家ではゲームばっかりして、お手伝いなんか全然してくれないんですよ(笑)」

私というのは幼児教室の先生です。

子供が褒められたのに、親がそれを謙遜というと聞こえがよいですが、否定してしまうので、子供たちの自己肯定感が下がるーという内容でした。

 

根本をたどって考えてみますと、保護者が子供を自分の所有物だとは考えていないまでも、子供の気持ち、人権、もっといえば魂を全く尊重していないことがわかります。

 

また、日本にありがちなのですが、子供を褒められると自分が褒められたような気分になる、子供がけなされると自分がけなされるようになると、完全に母子が一体化していることが起因していると思います。

 

賢いママは、子供がほめられたら「しっかりしているので、助かってます。」「ありがとうございます。」とまず受け止め、謙遜するのなら、自分を謙遜すると子供の気持ちが傷つかないのではないか、と考えました。

 

「私がいつもずぼらなので、しっかり片付けてくれて助かります。等々。

 

子供は、思ったより親の発言に敏感です。

 

子供の自己肯定感を育む視点はいつももっていたいと、私も母親なので、肝に銘じたいと思います。

 

逆境のときこそ、本質がわかる

問題が難しいとやりたがらない子ー「こちこちマインドセット

難しい問題ほど目を輝かせる子ー「しなやかマインドセット

 

一度の失敗でもうだめだと落ち込む人ー「こちこちマインドセット

失敗すると何がいけなかったのか落ち込む人ー「しなやかマインドセット

 

自分のマインドセットはどちらでしょう?

 

物事が順調に進んでいる、いわゆる「順境」のときは、どちらのマインドセットの人も同じくらい自信にあふれていて、楽天的で、快活です。

 

しかし、ひとたび逆境に陥ったときに、その人の本質が出ます。

 

キャロル・S・ドゥェック教授は、次のような状況を思い描いて考えることを提示しています。

 

朝、授業に出席する。自分にとって極めて重要で、しかも大好きな科目。ところが、返された中間試験の成績がC+だったので、すっかり落ち込んでしまう。夕方、帰宅しようとして車に戻ると、駐車違反のチケットが切られている。ガックリ来たあなたは親友に話をきいてもらおうと電話をかけるが、なんだかそっけなくあしらわれてしまう。

このような時に、どんな風に考えるか、どんな気持ちになるか、どんな行動に出るかで自分のマインドセットがわかるのです。

 

・拒絶されているような気がする

・自分は完全にダメな人間

・負け犬

・価値のない最低の人間

・ろくでなし

 

その日の出来事で、自分の能力や価値が決まってしまったように感じるのが「こちこちマインドセット」の人です。

 

何かにつまづくと、

「コツコツ地道に努力するなんて、まっぴら」

「何もしない」

「ベッドに寝転がる」

「やけ酒を飲む」

「やけ食いをする」

「八つ当たりする」

「部屋にこもる」

「音楽にふける」

「することなんてあるものか」

 

と、自分はもうだめ、どうにもならないと思ってしまいます。

 

皆さんはどうでしょうか?

 

それでは、「しなやかマインドセット」の人はどう考えるでしょうか。

・もっと、しっかり勉強しなくては。

・車を停めるときは注意しよう

・友人には何か都合があったにちがいない

 

と考え、

 

「気持ちを切り替えて次の試験に備える。あるいは、勉強の仕方を変えてみる。罰金を払い、今度友人に会ったときに、何があったのか尋ねてみる」

「試験のどこがまずかったのかを突き止めて、弱点を克服し、罰金を払い、また友達に連絡をしてみる」

 

という行動をとります。

 

嫌なことがあれば、だれでも落ち込みます。それは普通ですが、「しなやかマインドセット」の人は、自分をだめだと決めつけたり、あきらめたりしません。苦境に追い込まれても、失敗をおそれず、試練に立ち向かい、コツコツと努力を積み重ねていきます。

 

心理学用語で「レジリエンス」というものがありますが、このレジリエンスが築かれている状態が「しなやかマインドセット」ですね。

 

ちなみに、

アメリカ心理学会は、以下の「レジリエンスを築く10の方法」を提唱しています。

  1. 親戚や友人らと良好な関係を維持する。
  2. 危機やストレスに満ちた出来事でも、それを耐え難い問題として見ないようにする。
  3. 変えられない状況を受容する
  4. 現実的な目標を立て、それに向かって進む。
  5. 不利な状況であっても、決断し行動する。
  6. 損失を出した闘いの後には、自己発見の機会を探す。
  7. 自信を深める。
  8. 長期的な視点を保ち、より広範な状況でストレスの多い出来事を検討する。
  9. 希望的な見通しを維持し、良いことを期待し、希望を視覚化する。
  10. 心と体をケアし、定期的に運動し、己のニーズと気持ちに注意を払う。

 

「しなやかマインドセット」の人を増やしていきたいなと、本日この記事を書きながら決意を新たにしました。

 

 

 

 

 

あなたのマインドセットはどちら?

マインドセットには、

・自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人(「こちこちマインドセット」)

・人間の基本的な資質は、努力次第で伸ばすことができると信じている人(「しなやかマインドセット」)

の2通りがあるということをご紹介しました。

 

そして、マインドセットを「しなやかマインドセット」にセットしましょうとお勧めさせていただきました。

 

ここで、自分のマインドセットはどちらなのかな?という点検をしてみたいと思います。

「心の状態」というのは、心の奥深くに入っていかないと気づけませんし、目に見えないものだからこそ、自分ではこうだと思っているけれど実はこうだった、ということが多く、だからこそ「点検」が必要なわけです。

 

それでは、それぞれのマインドセットに基づいた行動について触れていきます。

ご自分はどちらか?そして、ご自分のお子さんはどちらか、振り返る機会にしていただけたら幸いです。

 

キャロル博士(『やればできる!の研究』著者)によると、

「こちこちマインドセットの人は、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられないとのことです。

 

知能も、人間的な資質も一定で変化することができないのだと考えるので、とりあえず、人間としてまともであることを示したい、と考えるからですね。

 

教室や職場、人づきあいの場で、自分の有能さを示すことばかりに心を奪われている人がいませんか?または、あなた自身がそうではないでしょうか?

 

ことあるごとに、自分の知的能力や人間的な資質、他からの評価を確認せずにいられないーしくじらずにできるだろうか、賢そうにみえるだろうか、バカだと思われないだろうか、認めてもらえるだろうかーと、心の底ではいつも人の目を気にしてびくびくしている状態。これが「こちこちマインドセット」の人の特徴です。

 

一方、「しなやかマインドセットの人は、努力次第でどんな人でも変われると信じていますので、思い通りにいかなくても、いえ、うまくいかないときにこそ粘り強く頑張るという特徴があります。

 

自分の能力を示すことにこだわって、無駄な時間を費やしたり、欠点を隠すことにエネルギーを使ったりしないのです。

 

そんなことをするなら、欠点を克服しようとするのです。

 

また、人間関係を振り返ってみると、

「こちこちマインドセット」の人は、ただ「自尊心を満たしてくれる」相手を求めますが、「しなやかマインドセット」の人は、ぶつかり合う中で自分を成長させてくれる友人やパートナーを求めます。

 

まずは、自分のマインドセットを知ること、そこからどちらのマインドセットを選ぶのかは自分自身の選択です。

 

『やればできるの研究!』をご紹介しつつ、どちらのマインドセット選ぶのか考える機会をお伝えできればと思っています。

 

個人的なことですが、4月からライフスタイルが劇的に変わりまして、ようやくブログを再開できるくらいに落ち着いてきました。

 

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

「しなやかマインドセット」の人達を増やしたいというのが私の願いです。

 

 

マインドセットとは何か

マインドセット」とは、過去の経験や教育の内容、育ってきた社会、個人的な先入観などの、さまざまな要素によって形成される無意識の思考パターンや固定化された考え方を言います。

 

やさしい問題を解いた後に、少し難しい問題を与えたときに「難しい」「めんどうくさい」とすぐにあきらめてしまうタイプの子供と「なかなか解けない問題大好き」と言って目をキラキラ輝かせる子供がいます。

 

「やればできる」の研究の中では、

・こちこちマインドセット

・しなやかマインドセット

に分けます。

 

前者が「こちこち」マインドセット

後者が「しなやか」マインドセット

 

です。

 

人間の能力は、石板に刻まれたようなものであらかじめ決まっているという考え方からとるマインドセットが「こちこち」マインドセット

 

人間の能力は努力によってのばすことができる、と考えてとるマインドセットが「しなやかマインドセット」です。

 

「やればできる!」の研究では、このマインドセットの比較が多数紹介されています。

 

少し固い話になりますが、学者さんの考えの紹介をします。

20世紀初頭、フランス人、ビネーという方が、皆さんがご存知の「知能検査」を考案しました。

目的は、パリの公立学校の勉強についていけない児童を見つけ出して、特別な教育を施し、元の軌道に戻してあげるためだったそうです。ビネーの信念は「子供の知的能力に個人差があることは認めながらも、教育や訓練次第で知能は根本的に解決する」というものでした。

そして、『子供に関する現代の思想』(Modern Idea About Children:未邦訳)の中で次のように述べています。

 

最近の学者のなかには、個人の知的能力は一定であって、向上させることは不可能だと主張するものがいる。このような残酷な悲観論には、断固として抵抗しなければならない。・・・訓練を積み、練習を重ね、そして何溶離正しい方法を習得すれば、注意力、記憶力、判断力を高めて本当に頭をよくすることができるのである。

 

最近の研究では、小学学習し続ける能力や脳の発達の余地は、従来考えられていたよりも大きいことがわかってきました。もちろん、人間はみな独自の遺伝的資質をもってはいますが、やがて経験、訓練、努力がものをいうようになるのです。

 

また、知能研究の大家ロバート・スタンバーグ氏によると、高度な専門性を身に着けられるかどうかの最大の決め手は、「あらかじめ備わった固定的な能力にではなく、目的に即してどこまで能力を伸ばしていけるかにある」と言います。

 

学術的なご紹介はここまでといたしまして、

私は「人生は一冊の問題集」だと考えているものです。

天から、生命を与えられて、この人生の中であなたは何を学びますか?と問われているのが人生だと考えています。この「人生の中であなたは何を学びますか?」というものは言葉を変えれば「悟り」、天は「神」や「仏」というものかもしれません。

 

ですから、私は「しなやかマインドセット」で生きる子供たちを増やしていきたいです。

そして、親と子でクリエイティブに人生の問題集を解いて、個性的な輝く人生を歩む家庭が増えることを心より願っています。

私も自分の家庭をそのようにするべく努力していきたいです。