ママの心が癒されれば子供の心も癒される

ママの心の癒しをテーマに自分の学びを共有します(^^♪

マインドセットとは何か

マインドセット」とは、過去の経験や教育の内容、育ってきた社会、個人的な先入観などの、さまざまな要素によって形成される無意識の思考パターンや固定化された考え方を言います。

 

やさしい問題を解いた後に、少し難しい問題を与えたときに「難しい」「めんどうくさい」とすぐにあきらめてしまうタイプの子供と「なかなか解けない問題大好き」と言って目をキラキラ輝かせる子供がいます。

 

「やればできる」の研究の中では、

・こちこちマインドセット

・しなやかマインドセット

に分けます。

 

前者が「こちこち」マインドセット

後者が「しなやか」マインドセット

 

です。

 

人間の能力は、石板に刻まれたようなものであらかじめ決まっているという考え方からとるマインドセットが「こちこち」マインドセット

 

人間の能力は努力によってのばすことができる、と考えてとるマインドセットが「しなやかマインドセット」です。

 

「やればできる!」の研究では、このマインドセットの比較が多数紹介されています。

 

少し固い話になりますが、学者さんの考えの紹介をします。

20世紀初頭、フランス人、ビネーという方が、皆さんがご存知の「知能検査」を考案しました。

目的は、パリの公立学校の勉強についていけない児童を見つけ出して、特別な教育を施し、元の軌道に戻してあげるためだったそうです。ビネーの信念は「子供の知的能力に個人差があることは認めながらも、教育や訓練次第で知能は根本的に解決する」というものでした。

そして、『子供に関する現代の思想』(Modern Idea About Children:未邦訳)の中で次のように述べています。

 

最近の学者のなかには、個人の知的能力は一定であって、向上させることは不可能だと主張するものがいる。このような残酷な悲観論には、断固として抵抗しなければならない。・・・訓練を積み、練習を重ね、そして何溶離正しい方法を習得すれば、注意力、記憶力、判断力を高めて本当に頭をよくすることができるのである。

 

最近の研究では、小学学習し続ける能力や脳の発達の余地は、従来考えられていたよりも大きいことがわかってきました。もちろん、人間はみな独自の遺伝的資質をもってはいますが、やがて経験、訓練、努力がものをいうようになるのです。

 

また、知能研究の大家ロバート・スタンバーグ氏によると、高度な専門性を身に着けられるかどうかの最大の決め手は、「あらかじめ備わった固定的な能力にではなく、目的に即してどこまで能力を伸ばしていけるかにある」と言います。

 

学術的なご紹介はここまでといたしまして、

私は「人生は一冊の問題集」だと考えているものです。

天から、生命を与えられて、この人生の中であなたは何を学びますか?と問われているのが人生だと考えています。この「人生の中であなたは何を学びますか?」というものは言葉を変えれば「悟り」、天は「神」や「仏」というものかもしれません。

 

ですから、私は「しなやかマインドセット」で生きる子供たちを増やしていきたいです。

そして、親と子でクリエイティブに人生の問題集を解いて、個性的な輝く人生を歩む家庭が増えることを心より願っています。

私も自分の家庭をそのようにするべく努力していきたいです。