子供が変わるために、親がは何ができるでしょう?
ギノット先生は、「それは簡単で複雑です。」とおっしゃいます。
すでにそうなっているように接すること だそうです。
ご著書の中では、ぐずでなんのとりえもないと思っている息子を持つネルにそうアドバイスをしています。
そして・・・
ネルは実践するのです。
それまで、コンロに近づいてはいけないと息子のケネルには言っていたのですが、
「ココアを作ってほしい」と言います。
作り方は箱に書いてあると伝え、待っていると案の定、ミルクの焦げたにおいがしてくるのですが、ここでもネルはギノット先生の教えを実践します。
気持ちに寄り添う
です。
「ココアが吹きこぼれたのね。こんなはずではなかったのにね。」
そして、「なんでこんなに失敗ばかりするんだろう」という息子に、
「がっかりするし、やる気がなくなるよね ←気持ちを認める
お母さんが失敗して自分に腹が立ったとき、お父さんがいつも『失敗はプレゼントだ、失敗したらそれまで知らなかったことを発見できるからね。』って言ったのよ
←力になる言葉を与える 」
ネルが実践したギノット先生直伝のスキルです。
・気持ちを認める
・力になる言葉を言う
昨日、うちの娘が、夜道の自転車を運転中、父にもらった絵を落としてしまいました。
つい「自転車のかごの中に入れたら落ちるのが当たり前でしょう。」
と言いたくなったのですが、
私もギノット先生の教えを実践してみてみました。
「ああ、残念だったね。大好きな絵で、帰ってきて部屋に貼るのを楽しみにしていたのにね。←気持ちを認める
ご飯を食べたら、一緒に探しにいってみよう。←寄り添う」
そして、夜の遊歩道を歩きながらも
「きれいな絵に出会えたことはよかったね。
もし、みつからなくても、夜の散歩ができたからラッキーだよね。←力を与える」
無事に、絵はみつかったのですが、娘が必要以上に落ち込まず、また、困っているときにだれかが一緒に助けてくれるという経験を与えることができた、という2点でギノット先生の子育てスキルを学んでいてよかったなあと思いました。
子育てって、本当にクリエイティブですね(^^♪