教育の現場にいると、子供たちが「セルフコンフィデンス」を持っているか否かで、努力できるか否かが大きく異なることを感じます。
なかには、とても頑固で、N.Vピール博士の「Believe yourself」というフレーズを学んでも、リアクションペーパーに「信じられません」と書いてくる子供もいます。
ですから、「子供が自分を信じる」ことの大切さと難しさを日々感じているのですが、ギノット先生の教えでは、それはとても簡単なことだということに気づきました。
シンプルだという意味での簡単です。もちろん、実践するのは容易ではありませんが、子供がそう感じたら、それは現実だということだということを受け入れることです。
例えば、子供を3人育てていると、同じことをしても感じ方は三者三様です。
それはそれで、その子はそう感じるということを受け入れて、その子の個性だと受け止めることで、子供は自分が受けれられたという事実で、自分も心の声を信じることができるようになるのです。
ギノット先生の言葉で言えば、「気持ちを受け入れてもらえたら、子どもは自分の気持ちにもっと敏感になるし、自分を大事にして、信じるようになる」のです。
具体的な事例も書かれていますので、こちらをもっと具体的に知りたい場合はぜひ、ギノット先生の本を読んでみてください。
私は、長男は運動にほぼ興味がなくて、マラソンなども「どうして走るのかなあ」というタイプでした。私はマラソンは好きだったのですが、「ああ、走ることにあんまり意味を感じないんだね。」とその気持ちを受け入れていました。今でも、散歩は好きなようですが、走ることには興味はなさそうです。でも、自分の好きなことには集中力を発揮して、巷の教育ママのように手取り足取り何かを教えたわけではありませんが、一応、東大の理科2類に合格しましたので、彼の中には、「理科が好きだというセルフコンフィデンス」があるのかなと、少し思っています。
しかし、子育ては山あり谷ありなので、これからも子育てという旅を楽しんで行こうと思います。
「セルフコンフィデンス」を持った人たちが増えて、世の中が明るくなりますように。