子供の機嫌に親が振り回されないことは大事です。
同時に、親の機嫌で子供を振り回さないことも大事です。
振り回さないために、自分の気持ちを子供に伝えることが大事なのですね。
例えば、親族で不幸があったり、仕事でトラブルがあったりしたら、
「今、いろいろ大変なことがあってね。そのことで心がいっぱいなの。」
とか
運転中、とても注意が必要な場面では
「ここでは、集中しないと事故になるから静かにしてね。」
とかです。
これを伝えずに、イライラや不安な気持ちを子供にぶつけたりするより、一言伝えておくだけで、感情をぶつけてお互いにいやな気持になるという最悪の事態は防げます。
そして、これを親がすることにより、子供も不機嫌な場合、理由とそっとしておいてほしいことを他の人に伝えるようになるでしょう。
悪は、自由と自由の相克から生まれると言われます。
人はそれぞれがそれぞれの人生を生きているわけですから、各自、状況を伝えあい、思い合い生きていくということを普段の家庭生活の中で伝えていきたいものですね。