親のニーズと子供のニーズが対立する場合はよくあると思います。
ギノット先生の教室に通っていたネルは、息子のケネスが子犬を飼ってほしいとねだりますが、ネルには動物アレルギーがありました。
一人でいることの多い息子のためにネルは犬を飼ってあげたいと思います。
そのときにギノット先生は、
『僕のためにママは子犬を飼ってくれた。でも、ぼくのせいでママは咳が出る病気になってしまった。僕はひどい人間だ。どうしよう。』と思うでしょうね。
と言います。
そして
子供は自分のために親が苦しむのを見ると、本能的に責任を感じる
とレッスンをしてくれました。
そして、ニーズが対立した場合は、それは本当の子供に『必要』なのか、それとも単に『欲しがって』いるだけなのか、よく考えるように言います。
確かに、子供は『欲しがる』ことが多いですね。
それはそうです。この世は、子供たちにとって初めてのことばかりなのですから。
私は、子供が「欲しい」といったら、とりあえず3日間、本当に欲しくて必要なものなのかを考えてもらうことを心がけています。
つい、その場で買ってしまうこともありますが、3日間考えてもらうようにしたらいつの間にか忘れていることの多いこと。
親のニーズと合わないのに、なんとなく子供の言うことを聞いて買ってしまうと、親は実は心の底では不機嫌になることが多いと思います。それは子供は確実に気づくので、知らない間に子供の中に「親を苦しめた」という罪悪感になってしまっていることもあります。
ですから、本当に必要なのか「考える」時間はとても大事だと思います(^^♪