私が第一子(長男)を妊娠したときに、「子育ての修行は受け入れること」だよと尊敬する人に言われ、そうなんだと納得しながら妊婦の時期を過ごしました。
一通り育児書は読んだものの、きっと進歩型の子供と調和型の子供がいるから、これはあくまでも目安で、子供の個性を受け入れようと思ったのです。
ある日、お腹の中の長男からは「私は理系です。お母さんも理系を勉強してください。」と言われたような気がしました。今から、振り返るとこれはあたっていて、長男はバリバリの理系に育っています。
そんな経験から、子供は生まれてくる前からある程度の個性があるので、それを受け入れて伸ばしてあげる子育てをしたいなと考えていました。
この本を読みながら、子供を受け入れながら、私メッセージを伝えようと考えていたような気がします。
この私メッセージという考え方には、とても救われて、子供を理解すると同時に私という人間の考えも伝えて、理解しあいながら共に成長しようという感じで子育てできたような気がします。
それでも、長男は男の子でしたから、異次元ワールドで、「同じ感覚を持つ」ことをあきらめて「宇宙人」を育てていると思いながら、発見を楽しみに過ごしていました。
ゴードン先生の親業における私メッセージが、当時の私の子育ての核でしたし、今でもこの信条は私の根底に流れていると思います。
私は、あなたがあなたの欲求を満足させる権利を尊重しますし、
同時に、私自身についてのその権利も尊重します。
だから、私たち双方に受け入れられる解決策を
いつも探すことにしましょう。
あなたの欲求は満たされ、私の欲求もまた満たされるでしょう。
どちらも負けません。両方が勝つのです。-「人間関係についての信条」より- 大和書房
この私メッセージは、Iメッセージとも呼ばれ、アドラー心理学でも取り入れられて大人になっても様々な場面で役に立つようですね。
私が伝えたいメッセージは、「親子で幸せになろう!」です。
アドラー心理学は、特に子供を励ます、勇気づける、共感をしながら主張を伝えることに向いていると思います。(一部、トラウマに関する考えが私は違うのですが。)
親の心が癒されれば子供の心も癒される
親子で幸せになりましょう。