コロナウィルスが席巻するさなか、これだけ長期の休校が続くと「学校とはなんなのか」という議論が出てきますね。
こちらについた、GW明け、記事を書くことになりました。
こちらのソクラテスのたまごというメディアです。
また、アップされましたらお知らせさせていただきます。
この問題を考えるにあたって、やはりいきつくのが「子育ての目標」ですよね。
この問いかけに、
・子供とコミュニケーションを図るためにより良い方法を探すこと
・賢くて礼儀正しくて、魅力的で、きちんと自分のことができて、適応能力を持っている子供を育てること
・親子関係をよくすること
と答える母親たちにギノット先生は、「どうすれば子供が思いやりを持った強い大人になれるか、その方法を探すことが親の大きな目標だ」とおっしゃいます。
自分のことができて、礼儀ただしくても、人が苦しんでいるのを見て放っておくなら、親は何のために子育てをしてきたのか?
トップクラスの成績をおさめても、その知性を人を操るために使ったら、それは子育ての目標を達成したことになるのか?
適応能力が高くても、非常に高い適応能力があるために不正な状況にも適応してしまってもよいのか?-きわめて多くのドイツ人が、ナチスのユダヤ人大虐殺の命令に従順に従ってしまいました。
そうではなく、「思いやりを持った強い大人になるためには、周囲が思いやりを持った強い大人になって、そのような方法をとることが重要だ」ということなのです。
例えば
ミルクがこぼれたときに「ミルクがこぼれたよ」と言って台ふきを渡すとき、行為を口に出すというテクニック云々ではなく、大事なのは、深いレベルで「私は、あなたは自分のことは自分でできる子供だと思っている」と言っているのです。
そこには、
・困ったときでも相手を責めない
・困ったときは解決策に目を向ける
・困ったときはお互いに助け合う
ということを子供に実体験させているわけですね。
このエピソードだけでも、ギノット先生の子育てに関する考えは、とても奥が深いと思いました。
この本を多くの方が読んでくださったら、笑顔いっぱいの子供たちとママが増えるのではないでしょうか。私も頑張ります(^^♪