前回、評価する言葉と具体的に言う言葉について触れました。
評価の言葉ではなくて、具体的な言葉がけ・・・難しいですが、意識することによって変わってくるかと思います。
あのブログを書いた後、早速私にもこの場面が訪れました。
娘が、手の指に着けて遊ぶおもちゃを工作したのです。
お風呂に入ろうとしていたときに、娘に「見て~」と言われました。
このときに私には3つの言葉がけの選択肢が与えられました。
・今はお風呂の時間だって言ったでしょう。お風呂に入りましょう。
→子供の「見て~」に全く答えずに、自分の都合を優先させています。
・すご~い。よくできているね~。
→これまでの私と変わりません。とにかく「誉める」。でもこれは、ギノット先生の教えによれば「評価する言葉」です。
・この先がとても尖っているね。色もたくさんの色がある。
→具体的な言葉です。
いつもなら、二番目の言葉がけをし、子供は作ったものを置いて、お風呂に入ってくることになったしょう。工作の時間は終わりです。しかし、この日は、娘はお風呂には一緒に入ってきたものの、「あのね、あの尖った場所は、セロテープでこういうふうにやって、こういうふうにやったんだ。」「色はね~」「どうしてあれを作ろうと思ったかというとね~」と次から次へと工作の話が続きます。
子供に創造的になってほしいというのは、どの親にも共通する願いだと思います。
これから先の見えない時代を生きる子供たちには特に。
具体的な言葉を使って、言葉がけをすると子供が具体的に反応して、具体的にいろいろと考えるようになったことが私にとっては大きな発見でした。
どうしても自分の傾向性が出て、「すごいね~」という言葉が出てしまいそうになるのですが、これからも具体的な言葉がけを考えていきたいと思います。