ママの心が癒されれば子供の心も癒される

ママの心の癒しをテーマに自分の学びを共有します(^^♪

親のニーズと子供のニーズが対立した場合

親のニーズと子供のニーズが対立する場合はよくあると思います。

 

ギノット先生の教室に通っていたネルは、息子のケネスが子犬を飼ってほしいとねだりますが、ネルには動物アレルギーがありました。

 

一人でいることの多い息子のためにネルは犬を飼ってあげたいと思います。

 

そのときにギノット先生は、

 

『僕のためにママは子犬を飼ってくれた。でも、ぼくのせいでママは咳が出る病気になってしまった。僕はひどい人間だ。どうしよう。』と思うでしょうね。

 

と言います。

 

そして

 

子供は自分のために親が苦しむのを見ると、本能的に責任を感じる

とレッスンをしてくれました。

 

そして、ニーズが対立した場合は、それは本当の子供に『必要』なのか、それとも単に『欲しがって』いるだけなのか、よく考えるように言います。

 

確かに、子供は『欲しがる』ことが多いですね。

 

それはそうです。この世は、子供たちにとって初めてのことばかりなのですから。

 

私は、子供が「欲しい」といったら、とりあえず3日間、本当に欲しくて必要なものなのかを考えてもらうことを心がけています。

 

つい、その場で買ってしまうこともありますが、3日間考えてもらうようにしたらいつの間にか忘れていることの多いこと。

 

親のニーズと合わないのに、なんとなく子供の言うことを聞いて買ってしまうと、親は実は心の底では不機嫌になることが多いと思います。それは子供は確実に気づくので、知らない間に子供の中に「親を苦しめた」という罪悪感になってしまっていることもあります。

 

ですから、本当に必要なのか「考える」時間はとても大事だと思います(^^♪

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子供たちに光が届きますように。

 

親の機嫌で子供を振り回さない

子供の機嫌に親が振り回されないことは大事です。

同時に、親の機嫌で子供を振り回さないことも大事です。

 

振り回さないために、自分の気持ちを子供に伝えることが大事なのですね。

 

例えば、親族で不幸があったり、仕事でトラブルがあったりしたら、

 

「今、いろいろ大変なことがあってね。そのことで心がいっぱいなの。」

 

とか

 

運転中、とても注意が必要な場面では

 

「ここでは、集中しないと事故になるから静かにしてね。」

 

とかです。

 

これを伝えずに、イライラや不安な気持ちを子供にぶつけたりするより、一言伝えておくだけで、感情をぶつけてお互いにいやな気持になるという最悪の事態は防げます。

 

そして、これを親がすることにより、子供も不機嫌な場合、理由とそっとしておいてほしいことを他の人に伝えるようになるでしょう。

 

悪は、自由と自由の相克から生まれると言われます。

 

人はそれぞれがそれぞれの人生を生きているわけですから、各自、状況を伝えあい、思い合い生きていくということを普段の家庭生活の中で伝えていきたいものですね。

 

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それぞれがそれぞれの人生を生きている

 

子供の機嫌に引きずられない

親が自分の心を大事にすることについて、ギノット先生の子育て講座で学びました。

 

もう一つ大事なこととして、子供の要求に振り回されないことと同時に期限に引きずられないことがあります。

 

子供たちは、まだ、人生経験が浅いので、様々なことで不機嫌になったり、落ち込んだりします。親はそれと一緒になって不機嫌になったり、落ち込んだりする必要はないのです。

 

ギノット先生によると

 

子供の悲しみや苦しみを受け止めてやることは必要です。」でも、親が精神的に健康でいたいのなら、子供の機嫌に染まってしまわないように注意しましょう。医者が毎回病気にかかっていたら、患者の訳にたちませんからね。

ということです。

 

これは、子供たち4人が東大理Ⅲに合格したことで有名なさとままも言っています。

朝、子供がどんな気分でも笑顔で学校に送り出すことが大事であると。

 

私もこれには同意見です。

 

親は家族をマネジメントをすることが大事です。

 

4人家族だとして、一人の子供の不機嫌に親が付き合えば、4人のうち半分が不機嫌になってしまいます。

 

波長や、波動という言葉がありますが、これは私は心の波長だと考えています。

 

不機嫌な波長が半分流れていたら家庭はきっと不機嫌になるでしょう。

(残り半分が積極的に明るい波長を送ってくれれば、相殺されてニュートラルになるかもしれませんが。)

 

よって、相手の苦しみや悲しみは受け止めは擦れこそ、同じ波長にならないことが大事だと思います。

 

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子供たちに光が届きますように。

 

自分の心を大事にすることと「わがまま」の境界線

昨日は、親は家族の要なので、親が自分の心を大事にすることは、結局家族を守ることになると書きました。

 

「自分の心を大事にする」ということはとても大切なことなのですが、ともすると「わがまま」と勘違いされます。

 

虐待している親は、自分の心のままに我が子を虐待しているではないか、とも言われるかもしれません。

 

ここで「心」について考えてみたいと思います。

上記の虐待の場合は、「心」を大事にしているというよりは、その場の「感情」のままに行動しているといえます。

 

ギノット先生が紹介している事例をもとにこの「感情」と「心」の違いについて考えてみたいと思います。

 

子供が何かを要求する

母親が消極的な気持を無視して要求にこたえる

いやな気持がうずきだして、それが表に出る ※

誰かが傷つく

家族みんなが嫌な思いをする

 

この場合、※のいやな気持という部分が感情です。

コントロールできればよいのですが、コントロールせずに表に出してしまうとその後の悲劇につながるわけです。

 

また、最初の「心」の部分に関してはあくまでも消極的な心であって、積極的に相手を害そうと思っているわけではないという点も重要ですね。

 

仏教には「仏性」という言葉があります。

神仏が創られた人間には、神仏からわかれた神仏の性質が備わっているという教えです。

「心」の問題を取り上げる場合には、この「仏性」を核に考えるとよいと思います。

「仏性」があれば自分にも他人にも「仏性」を見つけることができますから、自分の消極的な心にふたをしてしまうことは、仏性を汚すことになりますね。

 

消極的な心は心として認めてあげてよいのです。

 

そして、その時点では子供に正直に伝えることが大事かなと思います。

 

そして、それを改善したいのであれば、「なぜ消極的なのか」を考えて原因を探したらそこを解決すればよいですね。

 

・疲れているから→疲れないようにする

・車の運転が苦手だから→経験を積んでいけばいつかは解消できる

 

また、自分の人生のプライオリティに合わない要求であったならば、正直にそれを伝えればよいと思います。

 

少しとりとめがなくなりました。

 

元に戻って、自分の心を大事にすることと「わがまま」の境界線は、

自分と他人に宿っている仏性を信じて心の状態をみること。わがままは、おそらく他人の仏性が見えていないはずです。

 

自他はこれ別個にあらず一体なり

 

ですね。

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子供たちに光が届きますように。

 

親が自分の心にを大事にすることは、結局は家族のためになる

親が我慢をすると…

 

子供が何かを要求する

母親が自分の気持ちを無視して要求にこたえる

いやな気持がうずきだして、それが表に出る

誰かが傷つく

家族みんなが嫌な思いをする

 

この循環、心当たりがあります。

 

思い出すのは、私が初めての道を運転していたとき・・・

夜間でした。

 

子供たちも長距離ドライブで疲れてきたのか、途中から歌を歌い始めたのですが

それがかなり大声になり、「うるさい」レベルに達したのです。

 

それでも「疲れてきたから気分転換にしているのだろう。仕方ないな。」と我慢を続けました。だんだん、「うるさい、静かにして」と叫びたくなる気持ちにふたをしながら運転を続けました。そして、音に気を取られて、曲がらなければならない交差点を見逃してしまいました。

 

夜間、初めての道で迷ったのです。

 

昼間ならば景色を見て軌道修正ができますが、夜間はナビに頼らなければなかなか修正できません。

 

修正したとしても、夜間、初めての道を通るのはかなりのストレスです。

 

結局、帰宅時間は予定より大幅に遅れ、子供たちの疲労も増しました。

 

それ以来、同じような場面に遭遇すると

 

「今は、道を間違えないために大事なところだから静かにして。」

「この交差点は緊張するから静かにして。」

 

と子供たちに伝えるようになりました。

 

なぜなら、親は家族の生活の中心にいるので、親が我慢の限界を超えて、自分を冷静にコントロールできなくなると家庭内が暗転し、結局は家族のためによくないからです。

 

 

 

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子供たちに光が届きますように。

 

親が自分の気持ちを大事にすることは悪いことではない

ギノット先生の言葉に以下のような言葉があります。

親は自分の限界を尊重すべきだ。

親は今より少し優しくなれるだけで、ものすごく優しくなれるわけではない。

その時の自分の本当の気持ちを受け入れることが大切だ。

子供たちには正直に接するのがいちばん良い。

 

親といえども聖人君子ではありません。

やはり、人生修行の途上にある一人の人間です。

ですから、未熟であることも当たり前、その未熟さを受け入れて、正直に子供たちに伝えることも大事なのではないかと思います。

 

そして、「よりよく」するためにどうしたらいいのかを、親子ともども考えていく、家庭を創造していくという観点で子供と接すると少し心が楽になりませんか?

 

私は、自分の未熟さを受け入れたときに、自分の母に対する「許し」ができて、自分の中の妙な完ぺき主義が抜けていく感覚がありました。

 

こちらの本の中でも寄稿させていただいたのですが、やはり何歳になっても『人生は一冊の問題集』なのです。

 

親子で〇〇ファミリーという作品を作り上げていく、一緒に人生の問題集を解いていくという心構えが大事なのではないかなと思わせていただきました。

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子供たちに光が届きますように。