問題が難しいとやりたがらない子ー「こちこちマインドセット」
難しい問題ほど目を輝かせる子ー「しなやかマインドセット」
一度の失敗で、もうだめだと落ち込む人ー「こちこちマインドセット」
失敗すると、何がいけなかったのか考えるー「しなやかマインドセット」
しなやかマインドセットの人を増やして自他を認め美しい世界を創造したいMaryです。
ここまでマインドセットを「こちこちマインドセット」と「しなやかマインドセット」について考えてきました。
自分はどちらでしたでしょうか?
時々こちこち、時々しなやかーというパターンもあると思います。
人はみな、学ぶことが大好きで生まれてくるのに、こちこちマインドセットのせいでそれが嫌いになってしまいます。
マインドセットをしなやかにするためにドゥエック先生が提唱していることをご紹介します。
私たちはどうしても自分を完璧だと思える世界を作り上げたくなる。パートナーを選ぶとき、友達を作るとき、人を雇うとき、自分には欠点などないと思わせてくれる人を選ぶこともできる。けれども、それでは人間的な成長は望めない。今度、追従者に取り巻かれたくなったら、あえて建設的な批判を求めるようにしよう。
建設的な批判を求めることーって結構勇気がいりますよね。
でもイエスマンばかりに囲まれていたら心地いいけれど、成長はありませんし、実はこれって「自己肯定感」も育たないんです。
べた褒めばかり、叱ってばかりではやはり人間の心の中には仏教でいうところの「仏性」、共通の善なるものがあるので『自分は正しく評価されていない』ということは自分自身がよく知っているんですね。
私もとある大学で英語を教えていまして、セメスターごとに授業評価アンケートというものがありまして、中には辛辣な評価をいただくことがあります。もちろん、クレーマーのように不平不満をぶちまけるものは、それはそれとしてスルーしますが、一応全部目を通すと、やはり自分自身に反省、改善すべきところがあったりするんですよね。
なので、まずは自分の理想をしっかりと描いて、それに近づいていくための改善点を与えてくれる存在として、建設的な批判を言ってくれる人を大切にしようと思います。
自分の価値がもう決まってしまったように思った経験はないだろうか。テストで赤点をとった、人に冷たくあしらわれた、仕事をクビになった等々。そのことに注意を集中しよう。そのときに湧いてきた感情をすべてもう一度味わおう。さあ、今度はしなやかマインドセットの世界からそれを眺めてみよう。自分の置かれている立場をありのままに認めたうえで、自分の知的能力や人間的資質がそれで決まってしまうわけではないことを理解しよう。肝心なのは、次の点だ。その体験から何を学んだか、あるいは学べるか?どうすればそれを成長に結びつけることができるか?そう考える習慣を身につけよう。
自分にとってマイナスのことが起きると、本当に自分には何の価値もないのだ、というくらいに落ち込みますよね。でも、それを一度クールダウンして、冷静に受け止め、それらから教訓を学ぶことが大事です。
人生は一冊の問題集というのが、私の座右の銘ですが、一冊の問題集だと考えるならミスは成長のチャンス、ピンチはチャンスですよね。
気分が落ち込んだとき、あなたはどのように行動するだろうか。普段以上に日々の生活をきちんとこなそうとするか、それともほったらかしにしてしまうか。今度気分が落ち込んだら、しなやかマインドセットに切り替えよう―失敗から学び、試練を受け止め、それに立ち向かうのだ。努力を重荷と考えずに、何かを生み出す前向きの力だと考えよう。そして行動に移そう。
まさに、自信を取り戻す、自己肯定感を高めるためにはコツコツと努力をして自分で積み重ねていく以外ありません。
いつもやりたいと思っていて、うまくできる自信がなくて、やらずにいたことはないだろうか。それを実行に移してみよう。
自分が本当にやってみたいことを探して、チャレンジしてみましょう。
自分が本当に心の底からやってみたいことは、失敗したらどうしようと恐怖心がわいてきますが、何事もトライアンドエラーを繰り返して成長していくものです。
ですから、「ここは極めたい」というものを探して今日から、まずは何か始めてみませんか?