ママの心が癒されれば子供の心も癒される

ママの心の癒しをテーマに自分の学びを共有します(^^♪

子供からいじめについて話しを聴くスキルー聴き分けるスキル

いったいどんなことがあったのか、「聴き切る」スキルについてご紹介しました。

聴き切るためには、「聴き分ける」ことが大事になります。

 

聴き分けるとは、「聴いて」違いを「区別」することです。

 

・根拠、意見

「今日は学校いやだった」「〇〇ちゃんは、私のことを嫌いだと思う。」

これは、どちらも子供の「考え」です。

事実を知るためには、そう感じる原因、理由、出来事など「根拠」が必ずあるはずです。

 

ですから、意見と根拠をしっかりと「聴き分ける」ことが大事なのです。

 

「何かいやなことがあったの?」

「どうしてそう思ったの?何か言われたりされたりしたの?」

など具体的に聞くことで、事実を把握することができます。

 

ただし・・・これはあとにも書きますが、あくまでも、まず最初に子供が発した意見は受け止めてあげることが必要です。

 

「今日は学校いやだった」→「そうなんだ、何かいやなことがあったの?」

「今日は学校いやだった」→「え?またそんなこと言って。どうしてそんなこと言うの?何かあったの?」

 

では、子供の受け止める印象が違うことはおわかりでしょうか?

 

受け止める、受け入れるというマインドはここでも必要です(^^♪

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まず、受け止めて「聴き分ける」ことが大事

 

子供からいじめなど学校で起こっていることを聞き出す方法 聴き切るスキル①

「子育てにも大事な傾聴」として、しばらく傾聴について書いてきました。

 

傾聴の習慣ができて、子供と信頼関係を築いていることはとても大事で、信頼関係があればこそ、子供は親にいじめなど、学校で困っていることを相談してくれるのですね。

 

時々、良い子過ぎて、「親に心配をかけたくない」とマイナスのことは言わない子供もいますが、ふだんから傾聴によって「私のことを理解してくれる」そして「何があったも一緒に考えてくれる」という信頼関係を築くことで子供もマイナスのことをも話してくれるようになります。

 

「人生は一冊の問題集」

 

山あり、谷あり、マイナスのことがあってもそこからリバウンドすればいいんだ、という考えを親子ともしっかりと信じ切ることが大事なのです。

 

さて、ここから「聴き切る」スキルです。

 

「聴き切る」とは、言葉の通り、子供の話を最後まで聞くことです。途中で口を挟んだり、「こういうことだよね」と大人が話を勝手にまとめたりしないことが大事なのです。

 

まず、大人の思い込みをいったん捨てましょう。

 

思い込みとは

・相談されたら、必ず解決策を提示しなければならない

・親たるもの、子供より優秀でなければいけない

・自分の方が、子供よりいろいろなことがわかっているはず

 

などです。

早く答えを出して、解決策を提示しようとするあまり、子供の話をせかしたりしてしまうことがあります。

 

また、親の方が優秀であると思っていると、自分が理解できない話に対しては焦りや拒否反応を示してしまうこともあるかもしれません。

 

まずは、以上の思い込みを捨てましょう。

 

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相手のペースに合わせて聴くことが大事

 

子育てにも大事な「傾聴」12 傾聴はすぐ実践できる

これまで「傾聴」についていろいろとご紹介させていただきました。

傾聴は、いつでもどこでも実践できますので、ぜひ、心がけていっていただけたら親子関係がぐっと変わると思います。

 

さて、いつでもどこでもできる「傾聴」ですが、発展段階があります。

 

発展段階についてまとめてみたいと思います。

①「知らないし、できない」

知らないことはできません。「傾聴」という言葉も知らなければ、聴くことだけで物事が変わるということを知らなければ、それなりにエネルギーを費やす傾聴をしようとは思いませんね。このブログを読んでくださっている方は、もう「知っている」段階です。

②「知っているけどできない」

人の話を聴くことは、やはりそれなりにエネルギーがいります。「傾聴」が大事なのはわかっているけれど、できない段階ですね。忙しい、結論が見えるのにじれったい・・・お気持ちはわかります。ただ、やはり人を育てるには『待つ』ことが大事なのです。

以前、『徳』というのは忍耐をしてこそ磨かれるというお話を聴いたことがあります。

ここは『徳』を磨くと思って、「やってみよう」とコミットしてみましょう。

③「意識するとできる」

意識するとできるのだけど「忘れてしまう」。わかります。

人はなかなか傾向が変わらないので、私もどちらかというと結論が見えてしまうのであれこれ口を出したくなってしまう方です。

でも、自分も他人も成長していくためのプロセスだと思って、忘れたらまた元に戻るの繰り返しで、「意識しなくてもできる」まで頑張ってみましょう。

④意識せずともできる

おめでとうございます!!!

これは、あなたが変わった証拠です。

私も今、これを目指しています。

 

「聴くことで世界が変わる」

 

と心にとめて「傾聴」マインドを養成していきましょう。

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聴くことで世界が変わる

 

子育てにも大事な「傾聴」11 相手は主体的に行っている事柄は?

傾聴をしていると、時折、話し手が主たる問題を認識していないことがあります。

 

聴き手が、「主たる問題はここにあるな」と考えているところと別の話をえんえんとすることもあります。

 

そういう場合も、とりあえず主たる問題は一度おいておいて、結論を急がずに話し手が主体的に行っていることに着目して、話し手の気持ちや意見を聴くことが大事です。

 

問題点にズバッと切り込んで、問題解決の最短ルートを探したくなります。

 

でも、思い出してください。

 

傾聴の目的は、最終的に自らが自分の力で問題解決をしていくことです。

 

そのために、相手が主体的に行っていることに対して、しっかりと傾聴し、話し手の気持ちを汲み取って徹底的にサポートをすることが大事なのです。

 

ここで信頼関係を築くことができるからです。

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あせらずゆっくりゆっくり・・・。

 

子育てにも大事な「傾聴」10 相手ができる範囲を明確にする

いじめ問題について、こちらをリライトいたしました。

この中で「傾聴」について触れています。

 

allabout.co.jp

このブログは、この記事の補完として、「傾聴」についてより詳しく書いています。

 

本日は、傾聴シリーズ10回目です。

 

それでは、おつきあいくださいませ。

 

悩みが深刻であればあるほど、話し手は自分の置かれている状況を客観的にとらえることができず、的確な判断ができなくなっています。

 

なんとなく、いつも追い立てられている、いつも不安を感じているといった状況ですね。

 

そういう場合は、「話し手が自分でできる範囲を明確にする」ことを心がけましょう。

 

話の中に相手ができそうなことがあったら、見落とさずにそれを明確にすることが大事です。

 

話の中に出てきた「できそうなこと」と目の前の相手の状況をていねいに照らし合わせて、実際に「できる範囲」を絞り込みます。その絞り込みができたら、そこに話し手が自然と気づくよう質問や応答を用いて導いていくのです。

 

話し手は、とにかく自分のできることがわからず「どうしていいのかわからない状態」である場合が多いので、「できる範囲を明確にして、そこに思考が及ぶように促すこと」で問題解決の近道となることがあります。

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一緒に考えながら、子供が自分で気づくように心がけましょう

 

子育てにも大事な「傾聴」9 話し手が最も大事だと思っている問題に注視

傾聴の目的は、あくまでも「問題を解決する糸口を自らみつけてもらうこと」です。

それを見つけるには、会話の中で話し手が「一番問題だ!」と思っている内容に注視しましょう。

 

相手は、「その問題についてどう考えているのか」を丁寧に聞くことが大事です。

 

例えば、子供が友達とトラブルを起こしていそうなとき

 

・そのことについてどう感じているのか

・どの程度深刻に受け止めているのか(子供たち同士ではあまり、深刻ではなくいつの間にか解決してしまうケースもあります。)

・どの程度苦痛に感じているのか

 

などです。

 

そして、それに対し「どうしたいのか」という思考に丁寧にゆっくりと誘導することが大事です。

 

たとえ、原因が話し手本人にあったとしても、改善を要求したり、急いで結論を出そうとしたりすることは避けましょう。あくまでも本人の話を理解しようと心がけることが大事なのです。

 

聴き手がが結論を潮がなければ、信頼関係を築いたまま、少しずつ問題解決や事態改善につなげられます。

 

繰り返しになりますが、問題解決の主体は話し手本人です。

自分はどうしたいのか、と相手が自ら考えるまで辛抱強く、最も問題だと思っている内容に注視しましょう。

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あくまでも子供が自分でどうしたいのか考えるのを待ってあげましょう

 

子育てにも大事な「傾聴」8 相手が話したがらないときは?

会話をしている中で、話し手が時に話に詰まり、沈黙したり、取り乱してしまったりするケースがあります。

 

沈黙してしまうときは、まず、それをも受け入れる気持ちで相手の様子をじっくりと落ち着いて観察することが大事です。

 

・考え中なのか

・不安なのか

・落ち着いているのか

 

 

「考え中」「落ち着いている」場合には、ゆっくりと待ってあげることが大事です。

 

不安を感じていたり、取り乱したりしてしまっている場合は、相手に落ち着いてもらうことが大事です。

 

相槌をうったり、前の話に戻って相手の気持ちを言い換えて反復する等の「共感」の姿勢で相手に冷静さを取り戻してもらうように試みてみましょう。

 

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相手の心がオープンになるのを待つのも大事