問題が難しいとやりたがらない子ーこちこちマインドセット
難しい問題ほど目を輝かせる子ーしなやかマインドセット
一度の失敗でもうだめだと落ち込む人ーこちこちマインドセット
失敗すると何がいけなかったのかを考える人ーしなやかマインドセット
あなたはどちらを選びますか?
こちこちマインドセットは、0か100かの思考になりがちです。
ですから、小学校から中学校への移行期を「脅威」と感じます。
なぜかというと、成績の優劣が決まってしまうからです。自分は頭がよいか、悪いか。美しいか醜いか。
マインドセットがこちこちだと、敗者になったら最後、ずっと敗者のままでいるしかないのです。
ですから、あの手この手を使って学ぶのではなしに自我を守ろうとします。
その一つが「努力をしないこと」
この「努力をしないこと」は、実はこちこちマインドセットの子供の自己防衛策なのです。
大人にも「精一杯やって失敗したら傷つくからそこそこにしておこう」と考える人がいますが、これも自己防衛なのですね。
仏教的には「自己保存欲」といいます。
ドウェック先生の本には、しなやかマインドセットを植え付けて、見事に「努力しない病」から脱却した子供の事例が載っています。
しなやかマインドセットを繰り返し繰り返し教えたところ、無気力で投げやりな生徒が突然涙を浮かべて「ぼくはバカだときまったわけじゃないんだね。」と言ったそうです。そしてその日を境にガラリと変わり、夜遅くまで宿題と格闘したそうです。
次回は、高校、大学でそれぞれのマインドセットの学生がどんな勉強法をするのかご紹介しますね。
あなたは、こちこちマインドセットですか?それともしなやかマインドセットですか?
今日は、話し方セミナーのオンライン個別版を受講しました。
講師は、元アナウンサーのプロの話し手の方ですが、その方でも満足する話し方で終わったことがない、毎回毎回反省するとおっしゃっていました。
まさにしなやかマインドセットですね。
とても素敵な話し方もされるのですが、それでも次はこうしよう、次はああしようと考えるのだそうです。
私も見習いたいなと思いました。
親がそうすれば、きっと子供も「完璧なものはない、完璧を目指して努力改善すればいいのだ。」と思えるのではないでしょうか?